新年といえば、華やかなおせち料理が食卓を彩りますね。
でも実は、おせちには正しい食べ方があることをご存知でしょうか。「どの重箱から先に食べるの?」「取り分けるときのマナーは?」など、意外と知らないルールがたくさんあります。
この記事では、おせちの食べる順番から詰め方まで、知っておきたい基本をわかりやすく解説します。
新年の食卓をより美しく楽しむために、ぜひ参考にしてくださいね。
- おせち料理の正しい食べ順
- 食事のマナーとルール
- 重箱への美しい詰め方
- おせちが日持ちする理由

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おせち料理に食べる順番はある?
おせち料理は重箱に入った特別な料理だけに、「どこから手をつけたらいいの?」と迷う方も多いでしょう。
日本の伝統的なおせちには、実はちゃんと食べる順番があります。この順番を知っておくと、新年の食卓がより特別なものになりますね。
一の重から食べ始める
おせち料理の食べ方の基本は、一の重から順番に食べ始めること。
これは重箱の一番上の段から順番にいただくという意味で、とてもシンプルなルールです。
一の重には「祝い肴」と呼ばれる縁起物が詰められています。具体的には、黒豆・数の子・田作り(ごまめ)が代表的な祝い肴です。黒豆は「まめに働けるように」、数の子は「子孫繁栄」、田作りは「豊年豊作」の願いが込められているのです。これらを最初に食べることで、新年の願いを込めながらおせちを楽しめます。
また、一の重には紅白かまぼこや伊達巻、栗きんとんなどの「口取り」と呼ばれる料理も入っています。
口取りは食欲をそそる料理という意味で、おせちの始まりにぴったりな料理なのです。
二の重と三の重の順番
一の重を食べ終わったら、次は二の重へ進みます。
三段重の場合、二の重には焼き物と酢の物が詰められていることが多いです。焼き物の代表格は鯛や海老、ブリなどの魚介類で、これらは縁起物として重宝されています。
魚や肉を焼く理由には深い意味があります。火を使って調理することで「悪い気を払い、新しい年を迎える」という願いが込められているのです。また、酢の物には腐敗防止や殺菌効果があるため、おせちの保存性を高める役割も果たしています。
三の重には煮物が中心に詰められています。里芋やお煮しめなど、野菜や根菜類が多く使われており、家族の健康や子孫繁栄を祈る意味があります。
煮物は素材の味を生かした優しい味わいが特徴で、おせちの締めくくりとしてふさわしい料理です。
与の重がある場合
四段重ねのおせちでは、四番目の重箱を「与の重」と呼びます。
「四」という数字は死を連想させて縁起が悪いとされるため、「与」という漢字を使うのが正式な呼び方です。
与の重には山の幸を中心とした煮物が詰められます。里芋や蓮根、筑前煮などが代表的で、土の恵みを感じられる料理が並びます。
四段重ねの場合でも、一の重から順番に与の重まで食べ進めるのが基本です。
おせち料理を食べるときのマナーを抑えよう!
おせち料理は家族や親戚が集まって食べる特別な料理です。せっかくの晴れの日ですから、正しいマナーで美しくいただきたいものですね。
ここでは、知っておきたい基本的なマナーをご紹介します。
重箱の中央から取り分け
おせち料理を取り分けるときは、重箱の中央から取り始めるのがマナーです。
これには「四隅が空くと、幸運が家の隅々まで届かなくなる」という言い伝えがあるからです。
重箱から直接口に運ぶのではなく、必ず小皿に取り分けてからいただきましょう。
大勢で食べるときは、目上の人から順番に取っていくのが礼儀。
食べられる分だけを取り、取ったものは残さず全部食べるのが基本です。
直箸の使用は避ける
おせち料理を取り分けるときに、自分が使っている箸をそのまま使うことを「直箸」といいます。
これは「嫌い箸」と呼ばれるマナー違反の一つで、衛生面からも好ましくありません。
直箸を避けるには、取り箸を用意するのが一番です。お店であればスタッフにお願いし、家庭では前もって取り箸を準備しておきましょう。
特にコロナ禍以降は、衛生面への意識が高まっているため、直箸は特に避けたいマナーです。
箸の逆さ使いはNG
大皿料理を取り分けるとき、「配慮のつもりで」箸を逆さにして使う人がいますが、これも実はマナー違反です。
この「逆さ箸」(返し箸)も嫌い箸の一つとされています。
逆さ箸がNGな理由は複数あります。
まず、自分の手が触れていた部分で料理を取り分けることになるため、不衛生です。また、日本には「神人共食文化」という考え方があり、箸の上部は神様が使う側とされているため、そこを使うのは好ましくないとされています。
海老の殻は手でOK
おせち料理でよく出てくる殻付きの海老は、「箸で食べるべき?手で食べていいの?」と迷いがちな料理です。
実は、海老の殻は手を使って剥いても構いません。
和食は箸という片手だけの道具を使うため、どうしても左手を使わざるを得ない場面があります。箸だけでは難しい場合は、無理をせずに左手を添えたりサポートに使って大丈夫です。
剥いた殻は見苦しくならないよう、お皿の12時の方向にきれいにまとめておきましょう。
また、周りの人が箸を使って食べているなら箸を使い、手で食べているなら手で食べるなど、その場の雰囲気に合わせることも大切です。
おせちの詰め方の基本ルールとは?
自宅でおせちを手作りする場合、重箱への詰め方にもルールがあります。せっかく作ったおせちを美しく仕上げるために、詰め方の基本を知っておきましょう。
正しい詰め方を覚えれば、見た目も華やかで食べやすいおせちになります。
よく冷ましてから詰める
おせちを重箱に詰めるときの最初のルールは、料理をしっかりと冷ましてから詰めることです。
温かいまま詰めてしまうと、他の料理が傷んでしまったり、重箱の中に水蒸気がこもって品質が悪くなってしまいます。
また、汁気のある料理はカップを使って詰めるのがおすすめです。
栗きんとんや黒豆などは柚子釜や竹筒などの飾り小物をカップにすると、より一層料理を引き立てることができます。
形の崩れにくいものから詰める
詰める順番も大切なポイント。
形の崩れにくいものから先に詰めるのが基本です。
形の崩れやすいものを先に詰めてしまうと、全体的にバランスが悪くなってしまいます。
硬いものや形がしっかりしたものを最初に配置し、その後で柔らかいものや崩れやすいものを詰めていきましょう。
また、具材の高さや長さをそろえると、きれいに見せることができます。
奥から手前に詰める
重箱に詰める向きにもルールがあります。
奥から手前に向かって順番に詰めるのが正しい方法です。
これは食べる人から見たときに、すべての料理が美しく見えるようにするためです。
詰め方のレイアウトには、「市松」「段取り」「七宝詰め」などの伝統的な形があります。市松は縦3つ、横3つに仕切って詰める方法で、販売されているおせちによく見られるレイアウトです。段取りはお重に対して平行に奇数に分けて詰める方法で、3つ、5つ、7つと分けることができます。
食材はすき間なくきっちり詰めることで、豪華な印象になります。
また、似たような色の食材を離して配置することで、配色のバランスがよくなります。
おせちが日持ちする理由は?
おせち料理といえば「保存がきく料理」として有名ですが、なぜ日持ちするのでしょうか。その秘密は、昔ながらの調理法と使われている調味料にあります。
おせちが日持ちする最大の理由は、砂糖・塩・酢を上手に使っているからです。これらの調味料には、微生物の繁殖を防ぐ効果があります。
砂糖には食品中の水分を吸収する働きがあります。微生物が繁殖するには水分が必要なので、砂糖が水分を吸収することで腐敗を防ぐのです。黒豆や栗きんとん、伊達巻など、おせちに甘い料理が多いのはこのためです。
塩には食材に含まれる水分を排出する働きがあります。野菜を塩もみすると水分が抜けてかさが小さくなりますが、これと同じ原理で保存性を高めています。
酢にはPH3の酸性という性質があり、これが微生物の繁殖を抑えます。紅白なますに酢が使われているのは、味だけでなく保存性を高める目的もあるのです。
昔は家庭に冷蔵庫がなかったため、常温でも保存がきくように工夫されていました。現在では冷蔵保存が当たり前になっていますが、手作りおせちでも冷蔵保存で3~4日、冷凍保存で1ヵ月程度は日持ちします。
お得におせちを購入するならどこがおすすめ?
手作りは大変だから購入したいという方には、匠本舗がおすすめです。

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匠本舗では毎年「おせち品評会」を開催し、実際のお客様の声を商品開発に反映しています。

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「おせち 順番」について知恵袋などに投稿される質問4選
まとめ
おせち料理には一の重から順番に食べるという基本ルールがあり、重箱の中央から取り分け、直箸や逆さ箸を避けるのがマナーです。
詰め方では冷ました料理を崩れにくいものから奥へ詰め、砂糖・塩・酢の効果で日持ちします。
これらの知識を活かして、ぜひ新年のおせち料理を正しいマナーで楽しんでください。

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