カニは冬においしく食べるもの、と思い込んでいませんか?
カニが好きだけど、冬にしか楽しめないのは残念だと思っている人も多いかもしれませんね。
たしかに、タラバガニやズワイガニは冬が旬というイメージが強いです。
でも、「夏のカニはおいしくない」「カニ旅行は冬限定」と思わないでください!
実は、夏にもおいしく食べられるカニがあります。
今回は、夏に旬を迎えるカニや、漁獲される場所、そして夏でも行けるカニ旅行について具体的にご紹介します。
夏のカニ体験を楽しむために、どうぞお役立てください!
カニの時期が夏のカニの種類や場所は?
夏でもおいしく食べられるカニを紹介します!
1.毛ガニ
毛ガニの旬は地域によって違いますが、北海道では夏が旬の地域もあります。
- オホーツク海側…3〜6月
- 噴火湾(北海道南西部)…7〜8月
- 根室沖…9〜3月
- 日高沖…12〜4月
2.タラバガニ
タラバガニは冬というイメージがありますが、実は、旬は2回あるんです。
- 1回目の旬…4月〜6月
- 2回目の旬…11月〜2月
水揚げの大半を占めるのは4月から6月にかけてです。
主に北海道のオホーツク海で捕れます。
3.花咲ガニ
花咲ガニの旬は、7~9月です。
北海道の道東、えりも岬から根室で水揚げされ、エビにも似た濃厚な旨味とコクがあります。
資源保護のため、短期間だけの水揚げとなり、流通量はとても少ないです。
そのため、カニ通から「幻のカニ」なんて呼ばれているそうですよ。
カニシーズンいつまでなの?種類別紹介
ズワイガニの旬
ズワイガニの旬は冬とされています。
資源保護の目的で、漁獲が許されるのは11~3月までなんです。
さらに、漁獲できる期間はオスとメスで違いがあります。
・オス…11~翌年3月
・メス…11~翌年1月
メスの漁獲が許されるのは11~翌年1月までと厳しく制限されています。
メスのカニはオスに比べて身の部分は少ないですが、卵巣である「うちこ」がおいしいと言われています。
タラバガニの旬
タラバガニは、夏と冬に旬があります。
・1回目…4~6月
・2回目…11~翌年2月
1回目の旬は流氷が離れて、春が訪れる4~6月です。
タラバガニは、暖かくなると海岸近くにやってくるので、そのタイミングで漁が行われます。
夏の時期のタラバガニの特徴は、甘味がしっかりしていることです。
2回目の旬は冬。脱皮を繰り返し、大ぶりなカニになっています。
冬の時期のタラバガニの特徴は、身がぎっしり詰まっていることです。
毛ガニの旬
北海道では、1年を通して毛ガニをおいしく食べることができます。
毛ガニの水揚げ時期は、地域によって違うからです。
・オホーツク海エリア…3〜8月
・根室・釧路・十勝エリア…1〜4月、9〜12月
・日高エリア…11〜翌年2月
・苫小牧・室蘭・長万部エリア…6〜8月
・宗谷エリア…1〜7月
また、産地によって味も違います。
・オホーツク海エリア…植物性プランクトンが豊富で、サイズが大きく旨味が強い
・噴火湾周辺…温泉によるミネラル分が多く、繊細な味わいと濃厚なカニ味噌
・根室沖…寒暖差が大きく、引き締まったぷりっとした食感
・日高沖…プランクトンが多く、コクのあるカニ味噌が楽しめます
毛ガニはサイズが小さくても、カニ味噌の量は大きいものとほとんど変わりません。
カニ味噌を楽しむなら、小さなサイズがお得です。
カニの時期を場所別に紹介!
北海道
・タラバガニ…4月~6月、11月~2月
・毛ガニ…一年を通して楽しめる
・花咲ガニ…7〜9月
〇タラバガニは、4月~6月、11月~2月と旬が2回あります。
日本では北海道のみの水揚げです。
〇毛ガニは、北海道全域で水揚げされます。
漁港ごとに漁獲時期が違うため、1年中美味しく食べられます。
漁港によって味がかわるので、産地の特徴を知るといいですね。
〇花咲ガニは、北海道の根室と釧路でしか漁獲されません。
旬の時期は7〜9月と短いです。
新潟
・メガニ(ズワイガニのメス)…11~翌年2月
・越後本ズワイガニ…11~翌年4月
ズワイガニは、資源保護のため漁獲できる時期が決まっています。
一般的なメガニ漁は期間が短く11月〜翌年1月までですが、新潟県では少し長めです。
そのため、旬をより長く楽しめますね。
雪解け水は栄養がおおく、その水で育った越後本ズワイガニは、濃厚な味わいで評判です。
金沢
・加能ガニ(オスのズワイガニ)…11~翌年3月
・香箱ガニ(メスのズワイガニ)…11~12月
ブランド蟹である加能ガニは、オスです。
きめ細かな旨味と優しい甘味、たっぷりと身が入っていることが特色です。
香箱ガニは、甲羅の中のうちこ(卵巣)がとてもおいしいと評価が高いです。
北陸
・ズワイガニ…11〜翌年3月
・紅ズワイガニ…9〜翌年5月
北陸では特に、ズワイガニと紅ズワイガニが水揚げされています。
漁が冬のみの本ズワイガニに対して、紅ズワイガニは9月から翌年5月までと、長く楽しめます。
福井
・越前ガニ(オスのズワイガニ)…11〜3月
・セイコガニ(メスのズワイガニ)…11〜12月
越前ガニの漁場は港から近く、新鮮な状態で運ぶことができることも、おいしさの理由です。
夏のカニ旅行でおすすめは?
夏にカニを楽しむ旅行では、地域やカニの種類を選ぶことで、旬の美味しいカニを味わうことができます。
北海道
北海道はカニの宝庫としても有名で、夏に旬を迎えるカニを味わえます。
地域ごとのカニの旬を把握することで、夏のカニ旅行を存分に楽しめますよ。
- 毛ガニ…1年を通して(夏はオホーツク海、苫小牧、室蘭、宗谷エリアがおすすめ)
- 花咲ガニ…7月〜9月(根室エリア)
- タラバガニ…4月〜6月(オホーツク海エリア)
根室市では、毎年夏に「かに祭り」が開催されています。
安定した漁獲量を保つために、花咲ガニは漁獲期間が制限されています。
現地で食べる計画を、旅行に入れるのも良いかもしれませんね。
根室のカニ祭りに行ってきました🦀
— ポンコ (@cowranran) September 2, 2024
ここは花咲ガニがとれるのですが、焼きガニ、鉄炮汁、かに焼きそばどれも美味しかったです😋❤️🦀
+かにラーメン🍜食べたかった🤣
北海道の最東端の納沙布岬までいってきました🚗💨
北方領土がみえました✨👀 pic.twitter.com/sM3pStZZ2u
北陸
北陸では、冬にズワイガニが旬を迎えることで知られていますが、夏でも紅ズワイガニを楽しむことができます。
寒い冬の方が美味しく食べられますが、漁獲期間が長いので夏でもおいしく食べられます。
北陸に新鮮な紅ズワイガニを食べに行くのもいいですね。
- 紅ズワイガニ…9月〜翌年5月
ぜひ、夏のカニ旅行を楽しんでください!
「カニの時期で夏」のものを調べている人がよく思う質問
まとめ:カニの旬な時期がいつまでなのかを把握しておくべき!
今回は、夏に旬を迎えるカニや、地域による違い、そして夏のカニ旅行などについてお伝えしました。
カニは夏でも楽しめるということがわかりましたよね。
カニをおいしく食べるには、やっぱりカニの旬の時期や、地域による味の違いなどを押さえておくことが重要って、改めて感じます。
カニ旅行やカニ料理を計画するときは、その時期に合った種類や場所を選んでみてください。
その土地ならではのカニを堪能するのも素敵な思い出になるはずです。
最高のカニ体験になると良いですね!
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