冬のごちそうの代表格といえば、「カニ!」と声をあげる方は多いのではないでしょうか。
その中でも、ブランドガニである越前ガニや松葉ガニは格別ですよね。
どちらも、しっかりした身入りと口の中で広がる極上の甘味が特徴です。
今年は越前ガニか松葉ガニを味わいたい、と考えている人も多いと思います。
でも、「越前ガニと松葉ガニの違いは?」「産地によって味が違う?」「おいしいカニを味わえる期間は?」など気になることもありますよね。
そこで、この記事では越前ガニと松葉ガニの違い、産地・解禁日・時期は?など丁寧に解説していきます。
地元ならではの越前ガニや松葉ガニのおいしい店も紹介しますよ。
どちらを選ぶべきかと迷っている方に役立つ内容です。
ぜひ、参考にしてくださいね!
越前ガニと松葉ガニの違いは?
越前ガニと松葉ガニの違い
基本的に越前ガニも松葉ガニもズワイガニであることを知っておきましょう。
「越前ガニ」は福井県の海域で、「松葉ガニ」は京都・兵庫・鳥取の海域で水揚げされたズワイガニのブランド名です。
どちらもオスのズワイガニで、産地ごとに厳しい条件をクリアしたものだけがブランドガニとして名乗れます。
また、松葉ガニは漁港によって、「柴山ガニ」「浜坂ガニ」「間人ガニ」などの名前がつくことがあります。
越前ガニや松葉ガニとズワイガニの違い
ズワイガニは日本海や北太平洋など広い範囲で獲れるカニの名前です。
越前ガニや松葉ガニは基本的にそのズワイガニです。
ズワイガニの中で、「越前ガニ」は福井県沖で、「松葉ガニ」は京都・兵庫・鳥取で水揚げされたズワイガニのブランド名なのです。
ブランドガニは品質や管理など厳しい条件が徹底されており、条件がクリアできるとタグがついて市場にだされます。
タグのないズワイガニに比べて高価格です。
ブランド名がないカニが一般的に「ズワイガニ」と呼ばれます。
ブランドでないズワイガニもリーズナブルに楽しめるメリットがあるので、目的や予算に応じて選ぶといいですね。
越前ガニと松葉ガニを比較
越前ガニと松葉ガニの産地
「越前ガニ」は福井県の越前漁港や三国港、「松葉ガニ」は京都の間人港や宮津港、兵庫の香住漁港、柴山漁港、鳥取の賀露漁港や浜坂漁港などが有名な産地です。
それぞれの漁港が徹底的に品質チェックをして、高品質なカニを提供しています。
また、ブランドガニには厳しい基準をクリアしたことを示すタグがついています。
カニは鮮度が命なので漁港近くで味わうのが一番おいしいかもしれません。
観光がてら、漁港近くでカニを食べるのもいいですね。
越前ガニと松葉ガニの味
越前ガニも松葉ガニも身がたっぷり詰まっていてボリュームがあり、繊細で上品な甘味が特徴です。
どちらもズワイガニなので、大きな味の違いはありませんが鮮度によって味が変わります。
なので、鮮度管理の設備が整った漁港のカニを選ぶと失敗が少ないですよ。
同時に、購入する店は鮮度管理がしっかりできているかの確認が大切です。
越前ガニと松葉ガニの解禁日
越前ガニと松葉ガニの漁は、毎年11月6日から3月20日となっています。
新鮮な越前ガニと松葉ガニを味わうことができるのはこの期間だけということになります。
特に12月から翌年2月にかけてが最もおいしいと言われています。
最も寒い時期での冷たい海水で、身がぐっと引き締まり、甘味が強くなるためです。
なぜ、ブランドガニの漁期が決まっているかというと、それは資源の保護のため。
カニが成長し、次の世代につながるように漁期から外れたカニの捕獲は禁止となっています。
この漁期があるおかげで極上のブランドガニを味わい続けることができるのですね。
越前ガニと松葉ガニの価格
越前ガニと松葉ガニは、高級なブランドズワイガニとして知られています。
この越前ガニと松葉ガニの価格に差はあるのでしょうか?
相場の価格を比べてみます。
- 松葉ガニ(1匹あたり)… 12,000円~28,000円
- 越前ガニ(1匹あたり)… 15,000円~30,000円
越前ガニのほうが価格が高めですね。
価格の違いの理由については以下のようなことが考えられます。
- 越前ガニのほうが水揚げ量が少ない
- 越前ガニは皇室に贈られる「献上ガニ」として知名度が高い
カニは流通量が少ないと希少価値が高まり、価格も高くなる傾向があります。
皇室に贈られるカニ、というのも特別感があり、松葉ガニよりも価格が高くなってしまう理由になります。
越前ガニと松葉蟹の時期
越前ガニと松葉ガニの漁は、毎年11月6日から3月20日までとされています。
越前ガニも松葉ガニも海域が同じなので、時期は変わりません。
特に12月から2月にかけては冷たい海水で身がぐっと引き締まり甘みもさらに強くなることから、最もおいしいと言われています。
この時期以外は漁が禁止されているため、食べることはできません。
越前ガニの場合タグ付きの値段は?
越前ガニのタグは黄色です。
昔、福井県で獲れたカニと外国産などの別の地域で獲れたカニに区別がつかなかったため、証明として黄色のタグを脚につけるようになったそうです。
タグ付きは、その品質を保証するブランドの証です。
タグ付きのカニは厳しい基準をクリアしたブランドガニにふさわしい品質の証明になるので、安心して食べることができます。
相場の価格は、生きている状態の重さが1Kg程度で15000円、1.2㎏程度になると20000円超えになります。
年末年始など需要の多い期間はさらに高くなることもあります。
美味しい越前ガニと松葉ガニの見分け方
美味しい越前ガニや松葉ガニの見分け方は、ほぼ同じです。
- 甲羅が固い
- 黒いツブツブがついている
- お腹の色が白ではなく褐色
- カニがずっしりと重い
- 違和感のあるにおいがしない
❶ 甲羅が固い
越前ガニや松葉ガニは脱皮してから時間がたつほどに甲羅が固くなっていきます。
脱皮したてのカニは力を使い果たしてしまった後なのでおいしくありません。
特に、甲羅を押して水が出てくるほど柔らかいものは脱皮直後で身入りが少ないことが多いです。
ですので、脱皮してから時間がたった甲羅の固いカニのほうがおいしいのです。
❷ 黒いツブツブがついている
黒いツブツブの正体は「カニビル」というヒルの卵です。
「えっ、それ大丈夫なの?」と少し心配になるかもしれませんが、人にもカニにも悪影響はないのでご安心ください。
カニビルが付いているのは脱皮してから時間が経っている証です。
❸ お腹の色が白ではなく褐色
脱皮直後のカニはお腹が白く、脱皮後時間が経つごとに褐色に変わっていきます。
しっかりとした褐色のお腹になるまでに10年かかるとも言われています。
褐色のお腹をしたカニのほうが脱皮してから時間がたっており、身入りがいいのですね。
❹ カニがずっしりと重い
カニ全体を持ってみて、ずっしりと重く感じるものを選びましょう。
重いカニは身入りがいいというだけではなく、肉の締まりがよくていい食感が味わえます。
❺ 違和感のあるにおいがしない
めったにあることではありませんが、変わったにおいがするということは鮮度が落ちているということです。
カニの味は鮮度に大きく左右されるので、少しでも違和感を感じるにおいがした場合は購入を控えたほうがいいですね。
ちなみに、皇室に贈られる越前ガニは甲羅が硬く、ズッシリと重いカニが選ばれるそうですよ。
追加で、おいしい茹でガニの見分け方も書いておきますね。
- はっきりとした赤色である
- つやがある
茹でて、はっきりとした赤色であれば新鮮なカニということになります。
理由は、カニは赤色色素を持っていて、茹でると茶色から赤色に変わります。
そして、時間が経つにつれて甲羅が茶色に戻っていくからなのです。
越前ガニが美味しい店
「らでん」はJR福井駅から徒歩1分という足を運びやすい場所にありながら、越前海岸で食べるのと変わらない鮮度と品質の越前ガニが味わえます。
越前港で仕入れたカニは徹底管理された水槽の中で過ごし、提供される直前に締められ、カニに合わせた塩加減や茹で時間を細かく調整。
福井市内でこれほど高品質・鮮度の越前ガニを食べられるのは、ここだけという意見にも納得です。
メニューの一例です。
- 越前蟹(大) … 42,000円~ 価格変動あり
- 越前蟹(特大) … 46,000円~ 価格変動あり
- 越前蟹(献上) … 50,000円~ 価格変動あり
鳥取で松葉ガニが美味しい店
「味覚のお宿 山田屋」は、鳥取県賀露港近くにある新鮮な松葉ガニを堪能できる宿です。
目の前にある賀露漁港直送の松葉ガニを使用した料理が自慢で、カニ刺し・焼きガニ・カニ鍋など、さまざまな調理法で絶品の味を楽しめます。
特に冬の松葉ガニシーズンは大人気。
もちろん、お食事だけの利用もできますよ。
メニューの一例です。
雪あかり(タグ付き松葉がにのコース)¥ 53,900 (税込) 全てタグ付き松葉ガニを調理
先付・炭火焼き・カニ味噌・グラタン・かにすき・雑炊・水物
月あかり(タグ付き松葉がに・ずわいがにのコース)¥ 36,300 (税込) 炭火焼・グラタンは本ズワイガニ
先付・炭火焼き・カニ味噌・グラタン・かにすき・雑炊・水物
越前ガニと松葉ガニを購入できる通販サイト
越前ガニや松葉ガニは、通販サイトで購入できます。
越前ガニなら「越前ガニ成前」、松葉ガニなら「カニ専門店マルツ」がおすすめです。
通販サイトでの購入なら、新鮮なカニを自宅で気軽に楽しめますね。
社長自ら市場に出向き、その日の最高のものばかりを選びます。
そして、カニは海底の泥の中に潜っているので、体の中にたまった泥を吐き出すまで、徹底した水質管理がされた水槽のなかで生かされています。
甲羅の中のカニ味噌も最高のごちそうですね。
マルツの松葉ガニは、活きたままのカニを水で締めて茹で上げられたカニです。
鮮度抜群の高品質な松葉カニを茹で上げると、身が引き締まりさらに甘みも増し、とてもおいしいのです。
「越前ガニ 松葉ガニ」を調べている人がよく思う質問
まとめ:気になる方は一度食べ比べしてみては?
今回は越前ガニと松葉ガニについて、価格、産地、旬の期間、そしてズワイガニとの違いを詳しくご紹介しました。
越前ガニと松葉ガニは、ズワイガニの中でも甘みが豊かで、引き締まった身が特徴です。
それぞれ特定の地域で厳格な条件を満たした、高品質なカニであることがわかりましたね。
冬の限られた時期しか味わえないため、特別感のある贅沢な一品です。
また、食べられるお店や購入可能な通販サイトもご紹介しましたので、冬に越前ガニ・松葉ガニを楽しむ際は、この記事をぜひお役立てください!
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