家族や友人と一緒に美味しいカニ料理を楽しみたいけれど…
カニの茹で方がわからない..
冷凍カニや活カニ、小さい蟹をどう茹でたらいいんだろう?
そう思う方もいるかもしれません。
実は、どんな種類のカニでもおいしく茹でるためのコツさえ掴めば、誰でも簡単に美味しいカニ料理を作ることができます。
この記事では、冷凍カニや活カニ、小さいカニやカニ足だけなどの条件別、そしてカニの種類ごとに茹で方を詳しく解説し、成功のためのポイントをお伝えします。
茹でカニを美味しく仕上げるための秘訣を学んで、特別な日や家族との食事に自信を持って挑んでみましょう!
- 基本のカニの湯がき方の手順を解説します。
- 茹でカニを「美味しく湯がけない原因3選」と「美味しく湯がくコツ6選」
- カニの条件別、種類別に美味しく湯がく方法をお伝えします!
カニの上手な湯がき方
カニは日本の食卓に欠かせない高級食材の一つです。
ただ、高級食材であるがゆえに、なかなか調理する機会も少なく、いざ調理しようとすると不安に思う方も多いものです。
ですが、いくつかのポイントを押さえて正しく茹でることで、甘みと旨味を引き出し、誰でも美味しく茹でることができます。
まずは基本の茹で方を押さえましょう。
1.カニを真水で軽く洗い、表面の汚れを落とします。
カニを水で良く洗い、付着している汚れや細菌を取り除きます。
ただし、強く洗いすぎると旨味が逃げてしまうので注意が必要です。
2.大きな鍋に塩水を用意し、沸騰させます。
カニの大きさに合わせて大きめの鍋を用意します。
カニが全体的につかる量の水を鍋に入れ、塩分濃度4%程度(1リットルの水に対して30〜40gの塩)に調整し、沸騰させます。
3.沸騰したら、カニを静かに入れます。
塩水が沸騰したら、カニを甲羅を下にして入れます。
甲羅を下にすることで、カニ味噌が流れ出るのを防ぐことができます。
4.再び沸騰したら、火を弱め、カニの大きさに応じて15-25分ほど茹でます。
茹で時間は、カニの大きさや種類によって変わりますが、一般的には15~25分程度です。
詳しい茹で時間は、後述する条件別、種類別の茹で方の項目を参照してください。
5.茹で上がったらすぐに氷水で冷やし、身を引き締めます。
茹で上がったカニを氷水に5分ほど浸けて締めます。
こうすることで、身が引き締まり、殻から身が外れやすくなります。
茹でカニを美味しく湯がけない原因とは?
慣れないカニを家で美味しく茹でるのは意外と難しく感じるものです。
茹でカニがうまくいかない主な原因として、次の3つのパターンが考えられます。
鍋の大きさ
カニに対して鍋が小さいと加熱が均一にならず、火の通りにムラができます。
カニが全体的に浸かる大きさの鍋を使いましょう。
湯がく前にカニの足を切ってしまっている
足を切ってしまうと、どうしても旨味や食感が損なわれます。
できれば1匹丸ごと茹でるのが理想的です。
殻のまま湯がくことで、旨味が逃げずに美味しく頂けます。
水から茹でている
カニは沸騰したお湯に入れることで、旨味を閉じ込め、美味しく茹でることができます。
長時間水気にさらされると、旨味が水分に逃げてしまいます。
カニの出汁を取るためなら長く茹でるのもアリですが、カニを美味しく食べるには沸騰したお湯に入れるのが最適です。
また、食中毒の原因にもなりかねないので、十分な加熱したお湯に入れましょう。
茹でカニを美味しく湯がくコツ!上手な茹で方を解説!
カニの茹で時間
カニは大きさや種類に応じて茹で時間が異なりますが、一般的には15-25分程度が目安になります。
大きめのタラバガニなどは25分ほど茹でましょう。
茹で過ぎるとパサついてしまい、反対に茹で足りないと生臭さが残るので気を付けましょう。
カニ茹で方における塩の分量
一般的には塩分濃度は3-4%(水1リットルに対して30-40gの塩)が良いとされています。
塩分濃度が低すぎると身の味がぼやけ、高すぎると塩辛くなりすぎます。
カニの選び方
新鮮なカニを選ぶようにしましょう。
選ぶポイントはカニの甲羅が硬く、重みが感じられるものです。
また、目が澄んでいて触覚が活発に動いていることも新鮮さの目安です。
甲羅を下にして茹でる
茹でるときには甲羅を下にして鍋に入れます。
こうすることで、カニ味噌が流れ出ず、旨味が逃げません。
適切な火加減を保つ
再沸騰後は火を弱めて、中火程度で沸騰しないようにします。
強火だと身が固くなりすぎるので注意しましょう。
氷水で冷やす
茹で上がったらすぐに氷水に入れて冷やします。
身が引き締まることで、身離れも良く、食感も良くなります。
これらのポイントを押さえることで、カニを美味しく茹でることができます。
条件別でカニの茹で方を紹介
小さいズワイガニ(小さい蟹)の茹で方
小さいカニは茹で時間を短めにします。
300-500gの場合、15分程度が目安になります。
まず、カニを真水で洗い、大きな鍋に3-4%の塩水を用意して沸騰させます。
沸騰したらカニの甲羅を下にして入れ、再び沸騰したら火を中火に弱めて15分ほど茹でます。
茹で上がったらすぐに氷水に入れて冷やし、身を引き締めます。
冷凍カニの茹で方
冷凍カニは冷蔵庫でゆっくり解凍するか、食品保存用パックに入れて流水解凍します。
このとき、カニ味噌が流れ出てしまわないよう、甲羅を下にして解凍するようにしましょう。
解凍後、真水で軽く洗い、塩水を用意して火にかけます。沸騰したらカニを入れ、再沸騰後、中火で15-25分ほど茹でます。
ボイル済みの場合は、2-3分軽く茹でて温め直します。
活カニの茹で方
活カニは、そのまま茹でると身を守るために自ら足を切り離すことがあります。
足がバラバラになるのを防ぐためにも、茹で始める前に真水に5分ほど浸けてカニを弱らせます。
カニがぐったりしたらタワシで軽く洗い、塩水を沸騰させた鍋にカニを入れます。
カニの大きさにもよりますが、再沸騰後、中火に弱めて15-25分ほど茹でます。
茹で上がったら氷水に入れて冷やし、身を引き締めます。
カニ足だけの茹で方
カニ全体を茹でる時間よりも短くなります。
先に専用のハサミや包丁で足部を切り分けておきましょう。
真水で軽く洗い、沸騰した塩水に入れ、中火で10-15分程度茹でます。
火加減や時間はカニの種類や大きさによって異なるため、随時確認しながら行いましょう。
カニの種類別に茹で方を紹介
毛ガニ
毛ガニはその甘みと濃厚な蟹味噌が特徴です。
鍋に水を準備し、3-4%の塩分濃度に調整します。
毛ガニを真水で軽く洗い、塩水が沸騰した鍋に甲羅を下にして入れます。
再沸騰後、火を弱めて以下の時間を参考に茹でます。
- 300~500g:15分
- 600~700g:18分
- 800g~1kg:20分
茹で上がったらカニを取り出し、甲羅を下にして5~10分ほど置いて水蒸気を逃がしたあと、氷水に入れてしめます。
ズワイガニ
ズワイガニは繊細な旨味が魅力です。
鍋に3-4%の塩分濃度に調整した塩水を用意します
ズワイガニを真水で軽く洗い、塩水が沸騰した鍋に入れます。このとき、カニ味噌が流れ出てしまわないよう甲羅を下にします。
再沸騰後、火を弱めて以下の時間を参考に茹でます。
- 300~500g:15分
- 600~700g:18分
- 800g~1kg:20分
茹で上がったらすぐに氷水に入れて冷やします。
タラバガニ
タラバガニは大きく、火が通りにくいため、茹で方に注意が必要です。
水1リットルにつき30-40gの塩を加えた塩水を準備します。
タラバガニを真水で洗い、大きな鍋に入るサイズに切り分けます。
タラバガニのカニ味噌は固まりにくいので、先に取り出しておく必要があります。茹でる前に甲羅を外し、味噌を取り除いたあと、キレイに洗い流してから茹でます。
タラバガニのカニ味噌はフライパンでパスタなどと炒めたり、みそ汁の出汁として使うと美味しくいただけます。
沸騰した塩水にカニを入れ、再沸騰後、火を弱めて以下の時間を参考に茹でます。
- 2kgくらい:18分
- 3kgくらい:20分
- 4kgくらい:25分
茹で上がったらカニを氷水に入れて冷やします。
花咲ガニ
花咲ガニは独特な風味を持っています。甲羅に突起が多いため、調理の際は軍手の着用をお勧めします。
水1リットルにつき30-40gの塩を加えた塩水を準備します。
花咲ガニを真水で軽く洗い、甲羅を下にして沸騰した塩水に入れます。
再沸騰後、中火で以下の時間を参考に茹でます。
- 300~500g:15分
- 600~700g:18分
- 800g~1kg:20分
茹で上がったらすぐに氷水に入れて冷やします。
カニの茹で方で水から始めるのは本当?
一般的には、水からではなく、沸騰したお湯にカニを入れる方法が推奨されています。
ゆっくりと加熱することになるため、中心部などで腸炎ビブリオ菌などの有害な微生物が残るリスクが高まります。
腸炎ビブリオ菌を落とす方法としては、カニを茹でる前にタワシなどを使って水洗いをすることも有効です。
「カニ 湯 がき 方」を調べている人がよく思う質問
まとめ:お家でも上手に湯がいて美味しく食べよう!
初めてだと難しく感じがちなカニの茹で方ですが、コツを押さえれば、ご家庭でも簡単においしくゆで上げることができます。
塩分濃度、茹で時間を守り、是非ご自宅で茹でたてのカニを楽しんでください。
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