冬になるとカニがおいしい季節ですね。
年末年始にカニをお取り寄せして楽しもうと考えている方も多いのではないでしょうか。
でも、「カニにはプリン体が多く含まれているので、痛風の原因になるかも…」と心配している方もいるかもしれません。
確かに、プリン体という言葉を聞くとちょっと不安になりますよね。
ところが、カニのプリン体含有量は、魚介類の中でもそれほど高くないんです。
この記事では、カニのプリン体が本当に多いのかを、他の魚介類や食品とも比較しながら詳しく解説していきます。
カニ好きのみなさんが、安心しておいしいカニを楽しめるように、役立つ情報をしっかりとお届けしますね。
これで安心してカニを存分に楽しんでください!
カニはプリン体が多く痛風になる?
カニのプリン体含有量
プリン体は取りすぎると尿酸に変わって、痛風の原因になることがあります。
痛風を防ぐための一般的な摂取量の基準です。
- 成人男性…300~400mg/日
- 女性、高齢者、尿酸値が高めの人…200~300mg/日
次に、プリン体含有量の多い少ないは、次のように分類されています。
これは、公益財団法人・痛風財団ガイドラインの基準です。
- 50mg未満……極めて少ない
- 50~100mg……少ない
- 100~200mg……普通
- 200~300mg……多い
- 300mg以上……極めて多い
では、カニの100gあたりのプリン体はどれくらいか見てみましょう。
- ズワイガニ……136mg
- タラバガニ……99mg
- カニミソ……152mg
カニの身は「普通」か「少ない」レベルに入ります。むしろ少ないです。
カニ味噌がちょっと多めですが、そんなにたくさん食べるわけじゃないですよね?
だから、あまり心配しなくても大丈夫そうです。
カニは痛風になるのか
カニのプリン体含有量は、他の食品と比べてもそれほど多くはありません。
カニは一度にそんなに食べれないので、プリン体についてはあまり心配しなくても大丈夫そうですね。
ポイントは、カニを楽しむときは食べ過ぎにならないように、他の食べ物と食べることです。
カニだけの比較だと、分かりにくいので次にプリン体が多い他の食品と比較してみます。
プリン体の多い食品とカニのプリン体を一覧表で比較
この一覧表では、カニのプリン体が他の食品と比べてどれくらいなのかをまとめています。
大正エビやカツオ、あん肝など、プリン体が多い食べ物と比べると、カニのプリン体がどのくらいなのかがわかりやすいですね。
数値の高い順に並べています。
カニを食べるときの参考にしてみてくださいね!
プリン体含有量(100gあたり)
- 煮干し……746mg
- かつお節……493mg
- あん肝酒蒸し……399mg
- 干しシイタケ……380mg
- 鶏肉レバー……312mg
- マイワシ干物……306mg
- 大正エビ……273mg
- カツオ……211mg
- 真イワシ……210mg
- クルマエビ……195mg
- カニミソ……152mg
- ズワイガニ……136mg
- タラバガニ……99mg
あん肝やレバーは、想像通りプリン体が高いですが、カツオや大正エビもカニに比べてはるかに多いです。
健康的なイメージがある干物やかつお節も、プリン体が突出して高いですね。
乾物類は、乾燥することで栄養素が凝縮され、そのためプリン体も多く含まれるからなんです。
カニ以外のプリン体について
ニンニクはプリン体が多い?
ニンニクはプリン体が少ない食品です。
100g中のプリン体含有量はわずか17mgです。
痛風のリスクを気にせず、安心して食べられます。
もやしはプリン体が多い?
もやしもプリン体が少ない食材です。
野菜全般がプリン体が少ない傾向にあり、もやしのプリン体は100g中44mgと控えめなので、安心して食べられます。
プリン体の少ない魚介類は?
プリン体の少ない魚介類には、うなぎやタイ、スズキなどの白身魚があります。
さらに、いくらもプリン体が少ないです。
うなぎやいくらは贅沢品なので、プリン体が多いイメージがありますが、実は意外と少ないんですね。
次に魚介類のプリン体一覧をまとめているので、参考にしてください。
魚介類のプリン体一覧
魚介類のプリン体が多い順にあげています。
プリン体含有量(100gあたり)
- 白子……305mg
- 大正エビ……273mg
- マイワシ……216mg
- スルメイカ……186mg
- カキ……184mg
- マグロ……157mg
- タコ……137mg
- ヒラメ……133mg
- マダイ……128mg
- スズキ……119mg
- うなぎ……92mg
- いくら……3.7mg
プリン体が多い食べ物ランキング
プリン体が多い食べ物ランキングを1位から3位までに分けると、次のようになります。
プリン体含有量(100gあたり)
1位:クロレラ……3183mg
ダントツ1位はクロレラです。
栄養いっぱいで体にいいと思えるクロレラですが、プリン体がとても多いのですね。
サプリメントとして売られてますが、1日に摂る量は少量なので、それほど心配しなくても大丈夫そうです。
2位:煮干し……746mg
煮干しのお味噌汁は懐かしいような、ほっとする味ですよね。
小腹が空いた時にそのまま食べてもシンプルでおいしいです。
でも、プリン体が多いので食べ過ぎには注意ですね。
3位:かつお節……493mg
かつお節はまさに日本の食卓に欠かせない存在ですよね。
お出汁に使うのはもちろん、おひたしやお豆腐に少し振りかけるだけで、ぐっとおいしさが増します。
ヘルシーなイメージですが、意外とプリン体が多いのです。
小さなパック詰めの鰹節は、1パックはおよそ2g~3g程度です。
食べ過ぎないように目安として覚えておくといいですね。
プリン体が多い食品トップ3は、100gも食べることはあまりない食品ばかりです。
ですが、プリン体が多いことは知っておくと安心ですね。
プリン体の少ない食べ物ランキング
プリン体が少ない食べ物を調べてみました。
プリン体ゼロの食品が2つあるので、1位が並んでいます。
プリン体含有量(100gあたり)
1位:鶏卵……0.0mg
なんと鶏卵はプリン体がゼロ!
「細胞の数」=「プリン体の量」といわれており、鶏卵は細胞が1個しかないので、プリン体が少ないのです。
卵は本当に万能です。
栄養もたっぷりだし、目玉焼きやゆで卵などさっと1品作れるのがうれしい食材です。
プリン体の多い食品を食べる時には、バランスを取るために一緒に食べるのもいいですね。
1位:牛乳……0.0mg
驚いたことに、牛乳もプリン体ゼロ食材です。
お乳は汗と同じく分泌物なので、中には細胞が入っていないのです。
牛乳は冷蔵庫にあると安心する存在ですよね。
そのまま飲んでもおいしいし、コーヒー牛乳、スープやグラタンなどにも大活躍です。
3位:イクラ……3.7mg
イクラも細胞数が少ないため、プリン体の含有量が少ないです。
プチプチの食感がたまりません。
お寿司にのっているイクラの量は、一般的に8~15g程です。
多くはないので、安心して食べられますね。
「カニ プリン体」を調べている人がよく思う質問
まとめ:プリン体が少なくても食べ過ぎには注意!
今回は、カニはプリン体が多く痛風になる?というテーマをご紹介しました。
カニのプリン体は「少ない」から「普通」に分類され、他の食品と比べても多いわけではありません。
少し安心されたのではないでしょうか?
でも、食べ過ぎには注意です。
野菜や卵などプリン体の少ない食材と一緒に食べると、食べ過ぎ防止になるのかもしれません。
でも、やっぱりカニは特別感のある食材ですよね。
せっかくの機会があったときには、今回の記事を参考に、思いっきりカニを楽しんでください!
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